SAKURA+の就労継続支援B型では、雑貨品の作成・販売を行っています。
人は、道具を作り、使うことで進化を遂げてきました。「手は第二の脳」と言われるほど指先を使う作業は重要なのです。
指を一本ずつ動かすという複雑な動作を行うことで脳が活性化し、集中力の向上や認知症の予防にもなるようです。
聴力・視力・発声力を失ったヘレンケラーさんが初めて発声した言葉「ウォーター」というエピソードは有名です。
ヘレンケラーさんは、生まれつきの障がいではなかったため、言葉を全く知らなかったわけではありませんでした。しかし、耳が聞こえない・目が見えないという状況でどのようにしてこれらの情報を知り得たのでしょうか。それは手指を使い、冷水に触れることで情報を得ていたそうです。発音は先生の喉元に手を当て振動を感じ、発声につながったそうです。
このことから、目が見えていると忘れがちですが、手指が重要な感覚器官であることがわかります。
SAKURA+では、集中力を高めていくため手指を使うことを重視し作業を行います。また、商品を作るための創造力の向上、商品が売れたときの喜びを感じて頂けると感じています。
アイスクリームの質感を出すために歯ブラシを使い、表面処理を行っている様子です。ブラシの持ち方・抑え加減など指先をうまく使う必要があり、リハビリや脳の活性化に役立ちます。
アイスクリームデコの失敗作を再度粘土化しているリサイクル作業です。
初めのうちは上手くできないこともあります。練習を重ねるために、このリサイクル作業を取り入れています。
SAKURA+では、「失敗できない環境」ではなく「失敗できる環境」を作り、再チャレンジする機会提供に心がけています。
リサイクル粘土にしかない色彩感もあり、ここだけの商品作りを行うことができます。
A型のカフェでの販売業務は、お客様の注文を聞いて、商品を準備・お金の計算・お金の受渡しをする必要があります。その一連の動作に加え、挨拶や厨房との連携などを行う必要があります。
B型のショップスペースは、商品をお客様が持って来てくれます。そしてその商品の価格を確認してお金の受渡しを行います。そのため、A型のカフェ部門と比較すると少し優しい販売業務なります。
A型に移行したいと感じた方には、B型のショップにて販売業務訓練を行うことができます。B型ショップにて販売業務訓練を繰り返し、スキルが高まった方にはA型に移行するチャンスがあります。
また、企業から軽作業を頂き作業しています。現在は、葬祭用の箱作りや精密機器を使用するための手袋の良否検品などの作業も行っています。これは、他企業の方々と接点を持つことで責任感をメンバーの皆さんに持ってほしいという思いと納期のある仕事を行うことでハリのある作業を行っていきたいという思いを持っています。
SAKURA+では、「就労継続支援B型にて訓練をしたい」という方を募集しています。
「一般就労したいが、心身の健康状態に自信がない」「新しい体験を通じて働く喜びを実感したい」という方は、SAKURA+までお気軽にお問い合わせください。
○見学・体験だけでもお気軽にお問い合わせください。
○利用日数や時間の調整も行っています。
○その他、障がいに関することであればご相談ください。
お問い合わせ先
障がい者就労支援施設SAKURA+(さくらぷらす)
担当:南(みなみ)
〒856-0832
長崎県大村市本町438-1
電話:0957-56-9670
ファックス:0957-56-9671